世界遺産の森を守る仕事現場実習
公開日 2013年04月15日
株式会社古川ちいきの総合研究所
高野山の山林の森林管理や森林セラピーの現場で実習を行う。
森林保全に関心のあった学生は、林業?森林管理のプロからその現場の仕事を学ぶことができた。
また、森林レクリエーションに関心のあった大学院生(韓国人留学生)は、森林セラピーツアーのアシスタントを経験することができた。
これらはコンサルタントの古川ちいきの総合研究所のコーディネートで、高野山寺領森林組合や高野町役場職員などを紹介してもらうことにより実現した。
高野山寺領森林組合においては、高野山内から産出された原木の防虫散布作業、森林資源の測量調査の補助、森林セラピーや林業教室の補助業務を行い、高野町役場職員の方からは、「高野町周辺集落の活性化とは」というテーマを与えてもらいながら、周辺集落に入り、山を歩き、実際に高野槇の収穫作業をする経験をさせてもらうことができた。
環境システム学科3回生の学生は、実際に現場を経験することによって、大学で学んでいた知識よりはるかに多くの知識や経験が必要になることを身を持って感じることができたと語っている。
森林セラピーツアーのアシスタントを体験した観光学研究科の大学院生は、自然資源+文化資源に加えて、その場で観光を担う人の存在の重要性を実感したと語っている。
どちらも、研究的発見だけでなく、現場の人たちと深く関わることによるコミュニケーション力の自己課題認識や成長が大きかった。
受入側としても、若い学生の視点から、新鮮な反応や意見が返ってくることにより、より一層の改善のための刺激になったということだった。
1期) 期間:8/19~8/29 日数:11日間 参加学生:1名(システム工学部3回生)
2期) 期間:9/1~10/31 日数:うち5日間 参加学生:1名(観光学研究科修士1回生)