1月18日(金)の歴史かふぇ
公開日 2013年01月18日
昨日の宇宙カフェに続き、今回の歴史かふぇもまちなかの喫茶店で開催しました。
今回はレモネードカフェさんの2階をお借りしたのですが、実はこちらは普段ライブ会場として使われている場所です。ライブ会場でやる歴史かふぇ。このギャップがちょっと面白いですね。
今回は教育学部の大橋直義先生に「藤原氏と海女ー能「海士」の源流」というテーマでお話いただきました。
大橋先生は2012年4月に和歌山大学に着任されたばかりの先生で、実は、歴史の先生ではなく「国語(文学)」の先生なのです。びっくり!
大橋先生によれば「歴史」と「文学」は実は近いものがあるらしく、「史実」とは編纂者の恣意によって取捨選択される編纂物だし、「事実」とはそうであると信じられている(いた)こと=「ことば」?書物だということなのです。そういえば、私たちが知る歴史も多くは編纂物や書物からの情報ですね。
今回は藤原氏の栄華の裏には、海女と如意宝珠があったのでは?!というお話だったのですが、この藤原氏、実は和歌山にも関係するかも?というお話もありました。藤原不比等(藤原始祖?鎌足の息子)の子ども、宮子(聖武天皇の母)に「紀州御坊の海女」説があるらしいのです。これがどうも有名な道成寺とも関係あるかも?!ということで、ぜひ大橋先生にはこのあたりの関係を明らかにしてもらいたいですね!
大橋先生、貴重なお話をありがとうございました!歴史って結構簡単に人の手によって書き換えられていることも勉強になりました!
さて、次回は3月に開催の予定です。
テーマは日本初の食堂車のお話を考えています。歴史好きの人にとっても、鉄道好きの人にとっても面白いかも?!
詳細が決まりましたら、このサイト等で告知いたします。
次回もまたみなさまのご参加をお待ちしております。