6月28日(金)の宇宙カフェ☆
公開日 2013年06月28日
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ちょうど一年ぶりに登場の貴島先生をナビゲーターに、レモネードカフェさんで今年度2回目の宇宙カフェを開催しました!
普段はライブハウスとして利用されているレモネードカフェさんの2階も、この日はちょっと違う雰囲気です。
最初の話題は、7月15日に開催される「缶サット甲子園 和歌山大会」
「甲子園」ということで、参加するのは高校生ですが、見学は誰でもOKだそうです。
という宣伝(?)の後、いよいよ本題です。
まずは太陽系のお話を少し。
惑星と衛星と恒星の違いや、衛星の数のお話など。
木星の衛星は現在66個と言われていますが、そのうちの半分以上が2000年以降に見つかったものだとか。
結構最近なんですねぇ~
実は天文少年ではなかったという貴島先生。
人生の中で一度くらいは望遠鏡をのぞかなくては…と思い、木星の観察を始めたそうですが、
今回はその木星写真を使って、4つの衛星(いわゆるガリレオ衛星)の公転周期をみんなで求めました!
求め方は簡単。
木星と衛星の距離を測ってグラフにしていくだけ。
…なんですが、これが結構難しい!
問題点は3つ。
まずは、木星と衛星(今回はエウロパがターゲット)の距離をどこで測るか。
エウロパはほぼ点なのであまり問題ではありませんでしたが、木星となるとちょっと大きさが出てきます。
木星の中心で測るのか、へりで測るのか、によっては1~2㎜の違いは出てきそうです。
2つ目の問題は、小数点以下は何ミリまで測るのか。
とはいえ、みなさんの手元にあるのはほぼ1㎜が最小単位の普通の定規。
1㎜単位までで測るのか、心の目で0.5㎜まで測るのか…
3つ目はエウロパの位置。
木星を中心として、エウロパが木星の右にあるのか左にあるのかが重要なのです。
この3つの問題点をみんなで話し合いながら、木星とエウロパの距離を測定していきます。
そしてみんなの測定結果を集めて、グラフにすると???!!
うーん、ちょっと微妙でしたが、なんとなくそれらしい波上のグラフになりました!???かな?
先人たちはこうやって星の公転周期を計算していたのでしょうか。
すごいですね!
参加者の方からも、みんなの測定データを使ってグラフをつくるなんておもしろい!
と大変好評でした。
またこんなワークもカフェの中でやりたいですね。
次回のナビゲーターも一年ぶりのご登場です。
宇宙教育研究所特任助教の小谷朋美先生が、今年末に打ち上げ予定の衛星と和歌山大学のパラボラアンテナ運用についてお話されます。
次回もみなさんのご参加、お待ちしておりますw