2024年度特別展「紀伊半島からはじまる本草学から環境学への勧め」について
公開日 2024年10月25日
令和6年11月19日(火)より、特別展「紀伊半島からはじまる本草学から環境学への勧め―鉱石、鉱物、海藻、苔、シダ、草木、水中昆虫、蝉の殻の重金属について―」を開催します。
紀伊半島には様々な鉱山があり、鉱山から様々な金属が取り出され、非常に古い時代から利用されてきた。根来、雑賀宗の鉄砲隊で使われた銃弾の鉛は白浜の鉛山鉱山、名古屋城の金のシャチホコの金は那智勝浦の妙法鉱山(熊野銅山)から供給された可能性がある。日高川町和佐の和佐水銀鉱山の辰砂は、水銀の原料であり、奈良県から三重県の水銀鉱山産の辰砂は古墳時代から鮮やかな赤の顔料として利用されている。
本展では、日本各地の様々な金属鉱石と、鉱山周辺で重金属濃度が高い植物、海藻、水生昆虫、菌類、セミの殻を紹介しながら、環境問題を考える。
会期
2024年11月19日(火)~ 12月20日(金)
会場
紀州経済史文化史研究所展示室(西5号館3階)
開室時間
10:30~16:00
閉室日
土?日?祝および図書館閉館日