システム工学部2年 北東さん

和歌山大学では、手を動かしながら学べる実践的なデータサイエンス教育を展開しています。学習成果をデジタルで証明できるオープンバッジを導入し、身につけたスキルを可視化しながら、段階的に学びを積み上げられる仕組みを整えています。

システム工学部2年の北東さんに、授業やハッカソンを通して印象に残ったことについてお話を伺いました。

動画で進めるExcel演習

最初の「データサイエンスへの誘い」で取り組んだExcel演習は、動画を見ながら基本操作を一つずつ確認できたので、作業の流れがつかみやすく、自分のペースで理解を深めることができました。必要なときには当時の説明が自然と頭の中で再生されるほど印象に残っていて、手を動かしながら身につけた内容はその後の授業でもしっかり役に立っています。

疲れている日や集中しにくい時でも、動画を止めて休憩したり、理解が追いつかない部分を巻き戻して確認したりでき、落ち着いて学習を進められました。図書館や自宅など、その日の予定に合わせて学習場所を選べる柔軟さもあり、バイトの前後に短い時間だけ視聴することもありました。細切れの時間でも無理なく続けられた点がとても良かったです。

ハッカソンで触れた実データの面白さ

1年生のときに、実践的な学びを深めるためにセンターの先生方が企画したデータサイエンスハッカソンに参加しました。ハッカソンでは、オークワさんのレシートデータを使って実際の購買情報を分析しました。データ量が膨大で処理には時間がかかりましたが、実際のデータならではの誤差や扱いにくさに人間らしさが感じられ、「こういう商品が選ばれているんだ」と気づく瞬間もあって、とても面白かったです。

夜遅くまで作業を続ける大変さもありましたが、実データに向き合う時間は非常にやりがいがあり、将来にもつながる貴重な経験になりました。

ダイヤモンドレベルバッジが履修を後押し

データサイエンスの学びを続けたいと思えた理由の一つに、ダイヤモンドレベルバッジの存在があります。これは、データサイエンス教育プログラムの科目群から10単位を修得すると、オープンバッジと実物の陶章がもらえる制度です。

実物として手元に残るという点がとても魅力的で、就職活動でも自分の努力を示す証になるのではないかと思っています。「ダイヤモンド」という名前の響きがかっこよく、いつか自分もこのバッジを手にしたいという思いが大きなモチベーションになり、順番に履修を続けています。

「学んでよかった」を実感できるデータサイエンス教育

以前、大学生を対象にアンケートを実施したことがあるのですが、Excelを学びたかった、学んでおけばよかったという声が多く、基本的な操作を早いうちに身につけておくことの大切さを改めて感じました。

将来は、人が使いやすいデザインを考える人間工学の分野に興味があります。人間工学では、人がどこを見たり触れたりするのか、どの高さが扱いやすいのかといった人の特性を客観的に捉える必要があり、そのためには統計的な分析が欠かせません。これまで学んできたデータサイエンスの基礎は、そうした分析にも生かせると感じていて、これから進む道を考えるうえでも自分の強みになると思っています。

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