10のメジャーとは
メジャーとは、専門領域のことを示します。システム工学科は「機械電子制御」、「電気電子工学」、「材料工学」、「化学」、「知能情報学」、「ネットワーク情報学」、「環境科学」、「環境デザイン」、「メディアデザイン」、「社会情報学」の10メジャーから構成されています。
システム工学部の専門性は、大きく「材料科学」「情報学」「環境科学」の3つに分類されます。
産業界のニーズとシステム工学部の培ってきた強みを切り口に、「材料科学」と「情報学」をそれぞれ4つのメジャーに、「環境科学」を2つのメジャーに分類し、計10メジャーを学びの単位としました。
和歌山大学システム工学部では、1年次のメジャー体験講義で全てのメジャーの基礎知識を学び、1年後期のメジャー体験演習で興味のある4つ以上のメジャーを体験した後、2年次に本人の希望と、1年次の成績を考慮して、第1メジャーを決定し、その後の履修指導により第2メジャーを決定します。このようにして各々のコースが決定します。
カリキュラム?コースについて詳しくはこちらをご覧ください。
学ぼう、創ろう、動かそう
幅広い視点から論理的思考をもって問題の解決にあたることができる技術者をめざして、機械工学、応用数学などの素養を身につけた後、制御工学、ロボット工学などのシステム論を用いた設計、運用に関する専門技術について学びます。
人々の生活や産業を支える情報のセンシングや処理システムを創造できる技術者の育成をめざして、電気電子工学や光工学の基礎と、計測デバイスや計測情報処理などの要素技術、さらにこれらを統合した計測システムについて学びます。
物質におけるナノスケールの世界を探求し、新しい材料やデバイスの開発に対する社会のニーズに柔軟に対応できる能力を身につけられるように、物性物理学、材料科学、電子工学にわたる専門分野を学びます。
物質?材料を理解?創造する
化学に関わる基本的法則を学んで物質に関する理解の基盤を作った後、ナノレベルの世界における化学?生命現象や法則、原子?電子レベルでの相互作用の発現や、新たな機能性物質の設計?開発などの専門技術について学びます。
人間とコンピュータの新たな関係が再構築される時代において、科学者や技術者として活躍できる人材を育成するための専門教育を行い、人工知能やロボット、視覚情報処理、コンピュータグラフィクスなどについて学びます。
インターネット上に構築される、新たな情報ネットワーク社会において、科学者や技術者として活躍できる人材を育成するための専門教育を行い、モバイル通信やWebシステム、ビッグデータの解析などについて学びます。
地域の環境を科学する
環境を守り、育て、次世代に継承する人材の育成をめざして、環境破壊を未然に防ぐ、自然災害から命や暮らしを守る、地球温暖化に対応する、美しい風景を創造するなど、持続可能な社会の実現に貢献するための知識と技能を学びます。
デザインする
人と自然のよりよい関係を具現化できる人材の育成をめざして、自然から生活空間にいたる環境を一体として捉え、自然再生、防災緑化、自然エネルギーなど自然と調和する技術、景観保全やまちづくり、建築設計などの計画技術について学びます。
革新的なデザイン創造人材を育成
メディアデザインと情報の双方の知識を持つ人材の育成をめざして、情報技術としてのサウンドやビジュアルのデザイン、人間工学に基づくインタフェースデザイン、さらにその基礎となるデザイン制作や企画方法について学びます。
情報システムの探求
人や社会を豊かにする情報システムを企画?設計する能力を身につけます。情報技術に支えられた社会の仕組みを知り、新しい情報システムの可能性を探求するために、ソフトウェア開発や高度なコミュニケーションについて学びます。
以下に、2015年4月に入学した学生のインタビューを紹介させていただきます。メジャー制についての参考としていただけると幸いです。
高専生向けインターンシップ
本学では、高等専門学校の在学生に対し、実際の大学?大学院を体験していただくことで、学生の意欲および知識の向上に役立つことができればと考え、インターンシップを行っております。各メジャーごとに特色あるプログラムを用意いたしております。