観光デジタルドームシアターの可能性~紀伊半島から宇宙まで
和歌山大学観光デジタルドームシアターは、直径5mのドームスクリーンに、専用に設計された魚眼レンズを装着した4Kプロジェクターにより、実写を中心とした360度の映像(全天周映像)を投影し、体験できる施設です。このシアターに座れば、身近な紀伊半島から世界、そして宇宙まで、これまでにない臨場感で 仮想体験することができます。
本ドームシアターの特徴は、全天周映像を投影するだけでなく、撮影?中継?投影まで一括したシステムを構成している点です。2009年には、奄美大島で起こった皆既日食の全天周映像を全国4か所に生中継する世界初の実験を行い(URCF全天映像WG)、成功しました。
たとえば、地球の裏側の世界遺産の美しい風景を、時間と距離の壁を超えて、シアターで再現することができます。このような観光コンテンツを制作することで、自然環境を壊すことなく貴重な自然遺産を観察したり、なかなか行くことのできない海中や宇宙を体験することができるのです。デジタルドームシアターを使った新しい観光のあり方を和歌山大学から発信します。
現在、観光?教育(科学?防災)?各種アーカイブ(景観?文化財)?エンターテイメント他、幅広い分野での研究をすすめています。研究の詳細は こちら までお問合せください。